20 皇帝ダリアの栽培日誌(パート2) 

 2003年7月20日 
 15日に久しぶりに皇帝ダリアを観察すると、一番下の枝に付いている葉は穴あきのぼろぼろ状態になっていました。よく見ると小さなバッタが何匹か止まっていたので、多分バッタが食べたのでしょう(もし病気でなったのならバッタさんぬれぎぬ、ごめんなさい)。
 16日の夕刊によると、今年は温度が上がらず、日照時間も例年の半分以下、降水量も多く梅雨明けは平年(7月19日)より遅れそうだということです。19日には九州北部では記録的な大雨で、都心部では浸水被害が報道されていました。その分、関西では週間天気で傘マークが付いていたにも関わらず、ほとんど雨が降りませんでした。
 20日、19日ぐらいから、桜の葉の裏側に緑色の毛虫が付いているのが気になっていましたので消毒(殺菌剤+殺虫剤)をしたついでに、皇帝ダリアもいっしょに消毒を行いました。今日久しぶりに丈を測ったところ130cmにまで成長していました。

 2003年月15日 
 8日深夜から9日朝かけて台風10号が近畿を直撃して通り抜けて行きました。不安定な鉢類は片づけましたが、他はそのままの状態だったので、頭でっかちな皇帝ダリアは傾き根元はグラグラしていました。早速隣のライラックの木と紐で結びつけましたが今からじゃ遅すぎますね。
 台風が過ぎ去った後は急に暑くなりましたが、それも一時だけで太平洋沿岸に停滞していた梅雨前線が再び活発となり13日頃からの長雨で、秋の訪れのような涼しさとなりました。
 今日、皇帝ダリアを測定すると、幹の太さは3cm、高さは150cmにも達し、この分だと9月にはおやじの背丈を抜かされそうです。

 皇帝ダリアの苗を頂いた方からメールが届きましたのでいっしょに掲載します。
 うちのダリアは 今 120cmです。昨年より、10cmぐらい高いと思います。真夏の間はほとんど伸びなかったので、日本の暑い夏は きらいなのでしょう。9月になって、涼しくなると どんどん伸びます。肥料もやってください。強い短日性と聞いています。花は11月です。
お楽しみに。
 先日、阪急百貨店の屋上園芸売り場で皇帝ダリアの20cmぐらいの小さな苗がなんと3000円で 売られていました。今頃植えても 大きくなるのかな?
名札には、「メキシコの野生のダリア、3〜4メートルに育つ」と書いてありました。

2003年10月4日 
 9月の初旬はまだまだ暑さが残っていましたが、10月にもなると朝晩はかなり涼しくなりました。ここ数日、青空高く秋空が広がり、スポーツの秋、行楽の秋、芸術の秋、味覚の秋にふさわしい天気で、おやじにはどちらかといえば味覚の秋でした。今日も近くの幼稚園では運動会が行われていて、庭に出ると先生方のマイクの声が元気良く聞こえてきました。
 栽培した当初、皇帝ダリアは3〜4mにも育つと聞いていましたが、今日測定すると丈はまだ2mで、幹の太さは4cm、下の枝葉は徐々に枯れ落ちていました。肥料、日当たりにもよるのでしょうが、この分だと11月開花予想として3mも伸びないでしょうね。

  2003年10月11日 
 
皇帝ダリアの苗を頂いた方からメールが届きましたのでいっしょに掲載します。
 うちのダリアは 今、150cmです。あまり大きくなっても困るので、肥料をあまりやらなかったので、のびません。でも 葉の付け根のところから、花のつく芽が見えてきました。あと1ヶ月ですね。楽しみです。11月に どうか 霜が降りませんように。(左下)

 早速おやじも皇帝ダリアを覗き込みましたが、まだ花芽らしきものは現れていませんでした。でも最近急に大きくなった気がして、丈を測定すると230cmで、1週間で30cmも伸びたことになります。だから丈を測定するにも手が届かず、踏み台に乗って測りました。隣の電柱に高さを書いたシールを貼っていますが(1番上が250cm、その下が200cmの印)、これから先まだまだ伸びるのかな?(右下)

 2003年10月25日 
 
この時期、皇帝ダリアの成長はめざましく2週間で50cm以上伸び、ひょろ長く背丈も3mを越えました。頂上には何だか花芽らしき物が幾つか現れ、脚立に乗ってさらに両手をいっぱい伸ばして3倍ズームで撮影したのが下の画像です。これからは背丈が伸びずに、花芽の方に変化が現れるのかな?

 2003年11月2日 
 先日この皇帝ダリアの苗を頂いた方から次のようなメールがありました。
お宅の前を車で通りました。伸びましたね。開花は 次の週末と思います。花が咲くと てっぺんが 重くなると思います。昨年うちでは竹ざおを立てましたが、今年は支柱を3本継ぎ足しています。今 2.5mです。お宅のダリアですが、横の電柱に ゆるゆるでも結んでおかれたらいかがでしょうか。11月いっぱい穏やかな日和が続けばいいのですが。”
助言に従って、今日は電柱に紐で括り付けました。背丈も正確には計れませんが3.3mぐらいに伸びていると思います。

2003年11月9日 
 今日は1日中雨模様で、撮影には不向きでしたが、今日撮影しておかないとまた1週間後となるので無理やり撮影しました。空の色も鉛色ですが、踏み台に立ってフラッシュ撮影したのが右の画像です。蕾が付いた茎もかなり伸びて蕾もはっきりとしてきました。

2003年11月15日 
 11月12日水曜日に待ち望んでいた最初の花が開きました。この日は雨上がりで水も滴る姿で、「おはよう!」と言っているようでした。左の画像は15日土曜日朝に撮影したもので、背丈も約3.5mで当然手が届かず、正確には計れませんが、見た感じでは花の大きさは15cmほどあり、2番目の花も開き始めました。

2003年11月23日 
 今週は暖かったり寒かったりで温度差が激しくて体の方がついていけず、人間はぶつぶつ言いながら、パソコン部屋では暖房器具(オイルヒーター)を稼働し始めました。でも皇帝ダリアは何も不平不満を言うことなく順調に花が咲き、今日数えると10個ほど咲いていました。最初に咲いた花びらは風に吹かれて、1枚、2枚と散りかけていました。一つだけ花を切って正確に計ったところ20cmもあり、その花を一輪差しました。右の画像のみ、クリックすると拡大されます。一輪差しの花は二日ですべて花びらが散ってしまいました。

2003年11月30日 
 今年の11月は例年になく雨が多くて、特に週末になると雨模様になりました。金曜日には台風の影響か風も強くて、頭でっかちの枝木が倒れないか心配でしたが、なんと持ちこたえました。今日の画像は最初に2株貰ったもう一つの方で、コンポストの近くに植えていたので、栄養の回りが良いのかたくさん花芽が付いています。頂上から4節目まで、各節目毎に左右に蕾の枝が伸びて、その先端に蕾が6〜8個付いていました。

2003年12月7日 
 今年は温暖で12月になってもまだ氷点下には一度もなっていません。平日は天気がよく週末になると皮肉にも雨状態が続いています。今週も土曜日は1日中愚図ついた天気でしたが、日曜日から今年一番の木枯らしがやってくるとの天気予想に反して、比較的暖かで、ピンクの花びらが真っ青な空に気持よさそうに揺れていました。よく見ると、皇帝ダリアの株の下には風で落ちたのか、寒さにやられたのか蕾が2個落ちていました(左下)。
花の画像(コンポスト側に植えた株)はクリックすると拡大されます。

2003年12月13日 
 今週初めからやっと12月本来の寒さがやって来ました。その為に、先週まで華やかだった皇帝ダリアの花びらも、今は落ち武者の如くしなびて哀れな姿になっています。青々していた葉も次第に枯れてきました。この分だと、せっかくの蕾も完全に咲かずに枯れ落ちていくと思います。

2003年12月20日 
 今朝は今シーズン初めての雪景色になり、寒さにやられて枯れてしまった葉に雪が乗っかっていました。皇帝ダリアの蕾も葉もすべて萎びて、3m以上伸びた大木も寿命尽きたので、思い切って茎を根本からノコギリで切り倒しました。切り取った茎は、水苔に包んで挿し芽にしましたが、適当に施したので根が出てくるかどうか疑問です。
 後になって挿し芽の仕方を調べたら、
1.節の上1〜2cmで切り、下は5〜6cmで切る。
2.切った茎はすぐに水に浸ける。
3.茎の上下を間違わずに水苔に包んで部屋中で乾かし気味に管理し、時々霧吹きする。と書かれていました。

 簡単な方法として、春まで土に埋めて置いて、それから挿し芽すると良いと書かれていたので、もう1本は庭隅の家庭菜園に埋めておくことにします。

 

 2004年月18日 
 冬場、水苔に挿し芽して部屋に保管していましたが、一部カビが生えだして一つ枯れ、二つ枯れて最後には二株しか生き残りませんでした。その一つは実家に差し上げ、もう一つは昨年と同じ場所に植えました。
 昨日園芸店で、皇帝ダリアの苗が“3mも伸びるダリア”として780円で販売されているのを見つけました。

 長く続いた皇帝ダリアの園芸日誌もこれで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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