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バスケットに花を植えたり、吊り下げたり、壁に掛けたりするのはフランスで考えられ、産業革命後のイギリスで金属製のバスケットが大量生産出来るようになっってから、ハンギングバスケットが上流階級の人々の間で流行し、だんだん庶民にも普及してきました。ここ2〜3年前から日本でも、ガーデニングの言葉と共に一つの地位を築くまでになりました。 1.植物選びハンギングは植えてしまうと底の方は植え替えしにくいので、こんもり茂る丈夫で長持ちする植物を選びましょう。花の色は同系色でまとめる方が初心者には扱いやすく優しい感じに出来上がります。反対色を混ぜた場合、インパクトがありますがまとまりがなくなるので、白花を混ぜると和らげることが出来ます。また、花の間に葉っぱ物を一部加えることにより全体がひきたちます。 園芸店で苗を選ぶ場合、根がよく発達して、株がぐらついていない物を選びます(こっそりポットから苗を出して確認するのが一番)。籠に並べられた苗ポットを選ぶ場合、真ん中は日当たり及び風通しが悪いのでひ弱に育っていますから、端の苗ポットを選ぶ方がよいです。もし端の苗ポットもひ弱だったら、そこの園芸店の管理が悪いです。 2.培養土作りハンギング用の土は園芸店でも売られていますが、割高なので自分で配合するとよいです。 ■赤玉土(鹿沼土)3容量 ■ピートモス3容量 ■バーミキュライト(パーライト)3容量 ■燻炭(または混合土1Lにつき苦土石灰2g加える)1容量。 これに緩効性肥料(マグアンプ)を花1株に小さじ1杯の割合で混ぜます。大体の目安で配合すればよいのですが、ピートモスだけは入れすぎると酸性に偏るので容量に注意します。 3.材料の準備 鉄製バスケットとココヤシシート 4.植え込みバスケットの一段目穴少し下まで土を入れる(土を穴より上に入れすぎていると株が下向きになる)。 苗をポットから引き出し、ハサミでポットを縦に切って、さらに底を2/3まで帯状に切り開きます。この帯状のポットで根元をカバーする様にきつめに巻き、巻いた苗を外から穴にさし込み、内側からポットをはずすと根が傷まなくてすみます。 根がよく発達して密集している場合、軽くほぐしてやります。 下段3箇所、苗を入れ込むと土を加えます。 土の硬さは手の甲の堅さぐらいにします(土にしまりがないと、土の少ないところに水の通り道が出来てしまい、水が行かない株が出来てしまう)。 上段の穴にも3苗を同じようにして入れます。 トップに2株で合計8株を植え、鉢縁2センチ下まで土を入れます(ウォータースペース=水溜部分を設ける)。 次ぎに水を与えますが、一時に与えてもなかなか底まで行き渡りませんので、水バケツに30分程漬けると良いです。 鉄製バスケットとウレタンシート 5.管理病害虫駆除にオルトランや木酢液を使用します。出来上がったハンギングは、1週間程半日陰で養生し、液肥も薄く(1000〜2000に希釈)して与えます。サイドの株が 上向き出したら日当たりのよい場所に出し、週に一度向きを変えます。 プランタン植えより沢山植えていますので、よく茂り出したら1/3程切り戻しを行い、日当たり風通しを良くします。 プラスチックバスケットに植えられたビオラ ※花と緑のネットワークの講習会より H13.3.17 |
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