1)落ち葉の種類 ※落ち葉堆肥に不向きな落ち葉とは、水分が多かったり樹脂分が含まれ腐りにくい物、落ち葉に含まれる成分に植物の発芽や成長を阻害する物質を含んでいる樹種があるのでそう言った葉は使用しない。 2)腐葉土がどうして出来上がるのか 落ち葉を庭の隅に積み上げたり、穴を掘ってその中へ落ち葉を埋めるだけでも落ち葉堆肥を作ることは出来ます。しかし、自然に任せるだけでは時間がかかるので、積極的に微生物の助けを借りることが必要です。 3)腐葉土作りの手順 a)集めた落ち葉を、枠の中に厚さ20センチ程度となるよう水平に敷く。 b)苦土石灰を約一握りをバケツに溶いだ溶液をかけながら足で踏み固める。
c)ボカシ堆肥、米ヌカ又は油カスと畑の黒土、又は市販の発酵堆肥(田園の調べ、コーラン(1kg約600円)等の発酵促進剤)を撒く。同時に、BM熔燐(1kg約200円)を一掴み振りまく。)
(BM熔燐を使用すれば、微量要素の効いた良い腐葉土が出来上がる。)
d)枠が一杯になるよう、同じ工程を何回かくりかえす。 e)最後にビニールシート等で全体を覆う。(降雨により、水分過剰で発酵の停止予防、養分の流亡防止、発酵を促進させる為に覆いを必ず行う。) f)約1ヵ月後発酵温度が上がったのを確かめ、スコップで外側と中側を入れ換え、切り返しを行う。(好気性菌と嫌気性菌による分解を行う) g)切り返しを数回繰り返し、約8ヵ月程度で腐葉土が完成する。夏場であれば5ヵ月程度で完成する。 h)ボカシ堆肥専用容器を使用すれば、2〜3ヵ月で堆肥化できる。 4)有機堆肥がなぜ植物の生育に有効なのか 植物が養分を吸収できるのは、根から1mm程度の範囲であると言われています。土中の肥料分を有効に吸収する為には、根の周りの土壌菌が植物の根から養分をもらう代わりに、無数の菌糸を延ばし養分を根に運んでもらう助けが不可欠です。 ※団粒構造 良い土の条件で、土が団子状態(土が単粒状態で詰まっていてはいけない。)になって排水性、保水性、通気性に優れている。 ※花と緑のネットワークの資料より H13.1.28 |
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